アルミナ [WA・板状・角状]
アルミナ(Al2O3)とは
アルミナは(Al2O3)、炭化ケイ素に次ぐ硬度を有するほか、化学的に不活性で高温に耐え、極めて高い絶縁性を持っています。こうした特性から絶縁性や耐摩耗性付与を目的としたフィラー材(充填材)としても使用されています。当社は溶融アルミナ(WA)と板状アルミナ(PWA)、角状アルミナの3種類のアルミナ粒子を製造しており、お客様のニーズに合った商品のご提案が可能です。

[溶融アルミナWA] の特徴・強み

当社の溶融アルミナには、以下の特徴があります。
- 1.平均粒子径 約0.3~60μmの幅広いラインアップ
- 2.安定したシャープな粒度分布
[溶融アルミナWA] に期待される用途
- ・電気絶縁性フィラー(低電圧~高電圧部品の絶縁性向上など)
- ・耐摩耗性フィラー(樹脂部品の高耐久化など)
- ・摩擦材原料(ブレーキパッドの摩擦性向上など)
[溶融アルミナWA] の仕様
粒度測定方法は、#8000までは電気抵抗法、#10000は沈降天秤法、#20000、#30000はレーザー回折散乱法による。
注(1): 累積75%点の粒子径(DV75%値)
[板状アルミナPWA] の特徴・強み

当社の板状アルミナ PWAには、以下の特徴があります。
- 1.高アスペクト比の板状粒子
- 2.平均粒子径 約3 ~ 30μmのラインナップ
- 3.安定したシャープな粒度分布
[板状アルミナPWA] に期待される用途
- ・耐摩耗性の付与
- ・低相手攻撃性の付与
- ・光学特性(光拡散など)の付与
[板状アルミナPWA] の仕様
[角状アルミナ] の特徴・強み

当社の角状アルミナには、以下の特徴があります。
- 1.結晶層の調整が可能(ベーマイト, γ, δ, θ, αなど)
- 2.水熱合成技術による安定したシャープな粒度分布
- 3.ユニークな六面体形状
[角状アルミナ] の仕様
- ・ラインアップ(六面体の一辺の長さ):100、200、300、700nm
ご希望の仕様がございましたら、お問い合わせください。